先週は市山先生が、「Association of thyroid transcription factor-1 with the efficacy of immune-checkpoint inhibitors in patients with advanced lung adenocarcinoma. Thorac Cancer. 2022;13:2309-2317」を抄読しました。ICI単剤で治療された108人の肺腺癌患者のTTF-1とPD-L1 TPSの関係を多施設共同で後方視的解析をしたものです。TTF-1陽性のTPS≧1%とTPS≧50%は、いずれもTTF-1陰性より多かったです (88% vs. 60%, p < 0.001; 65% vs. 24%, p < 0.001)。ICI単剤の奏効率は、TTF-1陽性が陰性より高く(38% vs. 8%, p = 0.003)、TPS陰性ではTTF-1にかかわらず0%でした。TTF-1陰性のPFSはTTF-1陽性のPFSより悪く(5.4 vs. 1.6 months, p < 0.001)、多変量解析でも有意な予後不良因子でした。TTF-1が予後因子なのかICIの効果予測因子か興味あるところで、前向き研究が期待されます。
TTF-1とICI
2023年9月17日

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