抄読会で山岸先生が、「Pulmonary manifestations of chronic granulomatous disease. Expert Rev Clin Immunol. 2013:153-60」を読んでくれました。食細胞のスーパーオキサイド産生酵素(NADPHオキシダーゼ)の遺伝子欠損が原因です。その中でも細胞膜に存在する2種類の蛋白チトクロームb588(gp91-phox)と側鎖(p22-phox)、細胞質に存在する蛋白の複合体(p47-phox, p67-phox, RAC1/2)の5つの遺伝子異常があるとのことです。gp91-phoxはX染色体ですが、ほかの4つは常染色体にあるようです。余談ですが、RAC変異はRAS変異のある肉腫の細胞株に発現しており、この細胞株はRASがdriverではなくRAC1がdriverになっていると、間野先生たちのgroupがPNASへ今年発表していました。chronic granulomatous diseaseは感染症だけではなく、mulch pneumonitisという過敏性肺炎のような肺病変を起こすようです。担当患者さんで多くのことを勉強していました。
慢性肉芽腫症
2013年10月12日

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