「The emerging role of MET/HGF inhibitors in oncology. Cancer Treat Rev. 2013;39:793-801. 」と「Randomized phase II trial of onartuzumab in combination with erlotinib in patients with advanced NSCLC. J Clin Oncol. 2013 Oct 7.」を私が抄読しました。NSCLCのoncogene driverとしてのMETは少ないので、この阻害剤にはあまり期待していなかったのですが、なかなか面白くなってきたようです。MET抗体onartuzumab(HGFのα鎖がMETにくっつくことをblockするone armのtuzumabということで詳しくはPNAS July 23, 2013; E2987–E2996を参照)あるなし+erlotonibのrandomized phase IIがJCOにpublishされました。2年前のASCOで発表されたときは眉唾物だとおもっていました。ただ、今年のESMOで発表されたMET-TKIのtivantinib(ARQ197)あるなし+erlotinibのphase III(MARQUEE study)でMET高発現のNSCLCには併用療法のPFSもOSも、onartuzumabのstudyと同じようなカプランマイヤー曲線でした。ARQ197は8年ほど前に薬をもらって実験しようとしましたが、結局出してもらえず残念でした。SCLCで個人的に興味を持っていたHGF/MET pathway(Lung Cancer. 1997;17:211-8.に血清のdataだけだし、組織での発現もみたのですがうまくいかず)が、NSCLCで華やかになっています。あの頃もう少し本気でやっておけばと後悔です。
MET阻害剤
2013年10月19日

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