2年目の福田先生が、N Engl J Med. 2013;368:987-98. の「Risk of ischemic heart disease in women after radiotherapy for breast cancer.」を抄読してくれました。base lineで一般的な心虚血心疾患のriskがある人が発症するのは当り前だと思いますが、乳がんに対する放射線は右より左(心臓に照射される範囲が広い)に照射したほうが冠動脈疾患発症は高いようです(P=0.002)。わずか3Gyや10Gyでも心臓に照射されると量に比例してriskは上昇し(7.4%/Gy, P < 0.001)、最初の10年でrisk ratioが13.43とのことです。 左肺癌で照射部位に心臓がかぶることはしばしばです。放射線治療医がいろいろ工夫はしてくれますが、長期予後が良くなっているので心血管イベントにも要注意ですね。
乳癌の放射線と心疾患risk
2013年10月18日

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