今週は三浦先生が「Prognostic Factors in Limited-Stage Small Cell Lung Cancer: A Secondary Analysis of CALGB 30610-RTOG 0538. JAMA Netw Open. 2024;7(10):e2440673」を抄読しました。限局型SCLCへの化学療法と併用する放射線の照射方法(過分割照射と通常分割照射)の比較試験は大きなもので4つ報告(下記①1999年、②1999年、③2017年、④2023年)されています。①Turrisiらの通常分割照射法45 Gy/25回/5週と加速過分割照射法45 Gy/30回/3週の比較試験では後者のOSがよく、この照射法が現在でもよく使用されています。②Mayo ClinicのJettらの化学療法3サイクル後の通常分割照射法50.4 Gy/28回/6週と2.5週間の休止期間を設けた過分割照射法48 Gy/32回/6週の比較試験ではOSに差はなかったです。③45 Gy/30回/3週と通常分割照射法66 Gy/33回/6.5週の比較試験(CONVERT試験)でもOSに差はありませんでした。④45 Gy/30回/3週と通常分割照射法70 Gy/35回/7週の比較試験(CALGB30610/RTOG0538試験)でもOSに差がなく、これが今回の論文の元になります。照射法によるOSの差がないことからsecondary analysisを行ったところ、女性、70歳未満、N2やN3よりN1、III期よりII期、およびhigh-volume centerが予後良好であることが報告されました。LS-SCLCにもデュルバルマブやタルラタマブが使用できるようになると、予後因子も変わってくるとは思います。
LS-SCLCの予後因子
2025年1月25日

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