今週は砂田先生が「Tarlatamab for Patients with Previously Treated Small-Cell Lung Cancer. N Engl J Med. 2023 ;389(22):2063-2075」を抄読しました。3rd line以上の前治療で増悪したSCLC患者さんに二重特異性T細胞誘導抗体であるタルラタマブ10 mgか100 mgを2週間ごとに投与したとき、それぞれ奏効率は40%と32%でした。このDeLLphi-301試験は第2相試験でしたが、この奏効率だけで承認が得られています。有害事象はサイトカイン放出症候群(CRS:49~61%)や免疫細胞関連神経毒性症候群(ICANS:7~28%)であり、グレード3以上は0~6%でした。最近、2nd lineのSCLCでの第3相DeLLphi-304試験の結果が先月公表され、主要評価項目として全生存期間(OS)は標準化学療法(アムルビシンやトポテカン)との比較でタルラタマブが良かったとのことでした。
DeLLphi-301
2025年5月2日

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