今日は中西先生が、「Belantamab Mafodotin, Bortezomib, and Dexamethasone for Multiple Myeloma. N Engl J Med. 2024; 391(5):393-407」と「Belantamab Mafodotin, Pomalidomide, and Dexamethasone in Multiple Myeloma. N Engl J Med. 2024; 391(5):408-421」を抄読しました。抗B細胞成熟抗原(BCMA)抗体薬物複合体のベランタマブ マホドチンがそろそろ日本でも使えそうとのことです。マホドチンの殺細胞性効果に加えて、抗体依存性細胞傷害作用(ADCC)や抗体依存性細胞貪食作用もある薬剤です。いずれもベランタマブ マホドチンを加えた3剤療法と標準療法との比較試験でした。前者の試験では、PFS中央値が36.6ヵ月 vs 13.4ヵ月、18ヵ月でのOSが84% vs 73% と新治療が有意に良好でした。後者の試験では、12ヵ月時点のPFSが71% vs 51%で差を認めましたが、OSはまだimmatureでした。いずれの試験でも眼症状や骨髄抑制などの有害事象はベランタマブ マホドチン群に多いですが、楽しみな薬です。
ベランタマブ マホドチン
2025年6月27日

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