脂肪酸カスケード

抄読会で、本多先生が FAAH inhibition enhances anandamide mediated anti-tumorigenic effects in non-small cell lung cancer by downregulating the EGF/EGFR pathway. Oncotarget. 2014;5:2475-86. を読んでくれました。カンビナイドは大麻に含まれる化学物質ですが、抗がん作用もあるようです。アナンダミド(AEA)と2-アラキドノイルグリセロール(2-AG)はカンビナイド受容体(CB)の内因性リガンドで、腫瘍形成に関与しています。AEAは酵素脂肪酸アミド加水分解酵素(FAAH)によりアラキドン酸(AA)およびエタノールアミンへ、2-AGはAAとグリセロールへ加水分解されます。AEAにより活性化されたFAAHやCB受容体は肺腺癌細胞株に発現しています。AEAの阻害だけでは抗腫瘍効果は少なかったけれども、FAAH阻害剤も併用することでEGF/EGFR経路とその下流シグナルを見事に抑制していました。いろんな化合物をscreeningすることを当院の深澤先生(彼はmidkine阻害剤で)はHigh throughput screeningで行っていますが、IC50が1 nMを切るようなものがでてくればとても楽しみです

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