先週は、小原先生が「Efficacy of immediate-release oxycodone for dyspnoea in cancer patient: cancer dyspnoea relief (CDR) trial. Jpn J Clin Oncol. 2018;48(12):1070-1075」を抄読しました。オキシコドンを定期内服中の呼吸困難(NRS3以上)のあるがん患者を対象とした経口オキシコドンと経口モルヒネを1:1で割り付けた無作為化比較試験でした。予定数100人中、17例が登録されたところでslow accrualのため試験は中止されました。主要評価項目であるオピオイド投与60分後のNRS改善は、オキシコドン群で1.75(95%CI: 0.72~2.78)、モルヒネ群で1.00(95%CI: -0.08~2.08)であり、オピオイド投与120分後のNRS改善は、オキシコドン群で1.50(95%CI: -0.11~3.11)、モルヒネ群で1.33(95%CI: 0.41~2.25)でした。もちろん非劣性を証明することはできませんでした。オキシコドン群では有意な毒性がみられなかったのに対し、モルヒネでは4例(44%)に傾眠がありました。緩和の世界での比較試験はなかなか難しそうです。

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