今日は山根先生が「Nivolumab Plus Ipilimumab Versus Sunitinib in Advanced Renal-Cell Carcinoma. N Engl J Med 378 (14), 1277-1290: 2018」を抄読しました。イピニボがスニチニブに勝った歴史的論文です。その後のfollow-up paperである「Nivolumab Plus Ipilimumab Versus Sunitinib in First-Line Treatment for Advanced Renal Cell Carcinoma: Extended Follow-Up of Efficacy and Safety Results From a Randomised, Controlled, Phase 3 Trial. Lancet Oncol 20 (10), 1370-1385:2019」もあわせて読んでくれました。IMDCの中〜高リスク群ではOS(未到達 vs. 26.6カ月、HR 0.66)、PFS(8.2カ月 vs. 8.3カ月、HR 0.77)、奏効率(42% vs. 29%、P<0.0001)でイピニボが良かったです。全集団でもOS(未到達 vs. 37.9カ月、HR 0.71)、PFS(medianは9.7カ月でおなじですがあとが離れているので、HR 0.85)、奏効率(41% vs. 34%、P<0.015)でした。逆に低リスク群では有意差はないですが、OS曲線はほぼ同等でスニチニブが少し上(HR 1.22)、PFS (13.9カ月 vs. 19.9カ月、HR 1.23)でも少しスニチニブが上、奏効率は39% vs. 50%(p=0.14)でこれもスニチニブが少し良さげでした。当科でも時々RCCにイピニボを施行して結構良い印象がありますし、肺癌にも適応がとれれば参考となる内容でした。
RCCのイピニボ
2020年2月14日

コメント