PTCLの交替療法

今日は中西先生が「CEOP/IVE/GDP Alternating Regimen Compared With CEOP as the First-Line Therapy for Newly Diagnosed Patients With Peripheral T Cell Lymphoma: Results From a Phase 2, Multicenter, Randomized, Controlled Clinical Trial. Genome Med. 2020 Apr 30;12:41」を抄読しました。末梢T細胞リンパ腫(PTCL)には通常CHOPやTHP-COPなどを施行しますが、多様な疾患が混ざっているので治療効果も様々です。CEOP/IVE/GDPは、cyclophosphamide、epirubicin、vincristine、prednisone;ifosfamide、epirubicin、etoposide;gemcitabine、cisplatin、dexamethasoneという効きそうな薬をできるだけたくさんいれる交替療法と、標準療法(CEOP)の計106人の比較第2相試験でした。交替療法と標準療法のCRは37.3% vs 31.4%、PFS中央値は15.4か月 vs 9.2か月(p = 0.122)、OS中央値は24.3か月 vs 21.9か月でいずれも差が無く、長期無再発はいずれの治療群も約20%でした。グレード3/4の有害事象も変わりなかったです。多変量解析ではCREBBP変異とIDH2変異がPFSとOSいずれも予後不良因子で、KMT2D変異はPFSのみの予後不良因子でした。交替療法のほうがハイリスクにはよさそうに見えましたが、遺伝子変異別の効果の記載はありませんでした。既存の殺細胞性抗がん薬の詰め込みだけでは進歩がなさそうです。

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