エヌトレクチニブ耐性ROS1肺癌

今週は中川先生が「Entrectinib resistance mechanisms in ROS1-rearranged non-small cell lung cancer. Invest New Drugs. 2020 Apr;38(2):360-368」を抄読しました。entrectinib-resistant ROS1-rearranged HCC78細胞株を5つ作製してNGSで解析したところ、いずれもROS1のキナーゼ部位の二次変異はなく、5つともKRAS G12C変異が生じており、1つにKRAS増幅、2つにFGF3増幅が認められました。entrectinibとRAS下流のMEK阻害薬との併用で部分的に耐性解除ができていました。臨床検体ではTKI耐性肺癌にKRAS変異が出現した報告がありますが、vitroのTKI耐性株でのKRAS変異を私は初めて知りました。まだentrectinibを使用したことはありませんが、当然いろんな耐性機序が証明されてくると思います。

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