レムデシビル

J2の渡辺先生が「Remdesivir for the Treatment of Covid-19 – Preliminary Report. N Engl J Med. 2020 May 22」を抄読しました。major journalでのレムデシビルの試験は3つ目の報告です。53人の重症COVID-19患者中36人に有効であったCompassionate Use(N Engl J Med. 2020 Apr 10)は良さげでした。比較試験(投与群158人、プラセボ群79人)では改善までの期間に差は認めらませんでしたが(中央値21日 vs 23日、HR 1.23)、発症後10日以内の投与例では短縮されていました(中央値18日 vs 23日、HR 1.52)(Lancet. 2020 May 16;395:1569-1578)。今回はレムデシビル群538例とプラセボ群521例の大規模比較試験で、改善までの期間は短縮されていました(中央値11日vs 15日、HR 1.32)。重症度の改善度は、レムデシビル群の方がプラセボ群に比べて高く(オッズ比:1.50、95% CI: 1.18 to 1.91、p=0.001)、Day 14までの死亡率はレムデシビル群(7.1%)の方がプラセボ群(11.9%)に比べ低かったですが、有意差は認められませんでした(ハザード比:0.70、95% CI、0.47 to 1.04)。いくらかは良いようですが、抗ウイルス薬単剤よりも併用試験に期待したいとのことでした。

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