今日は田岡先生が「Nintedanib in Progressive Fibrosing Interstitial Lung Diseases.N Engl J Med. 2019 Oct 31;381(18):1718-1727」を抄読しました。いわゆるINBUILD試験で、多様な進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)に対してニンテダニブが効果があるかどうか調べた第3相試験です。2年間にILDが徐々に進行し、FVCが45%未満、DLCOが30~80%でUIP-likeかそれ以外のPF-ILDで663人(332人がnintedanib、331人がplacebo)が登録されました。52週後の評価でFVC減少率はnintedanib群で有意に少なかったです。UIP-likeがどちらの群も206人(62%)を占めており、UIP-likeもそうでないPF-ILD(chronic hypersensitivity pneumonitis 26.1%、autoimmune ILD 25.6%など)もほぼ同様にnintedanib群で良好でした。そうでないPF-ILDに放射線や薬剤性が含まれているかどうか不明ですが、田岡先生の関心はRT肺炎や薬剤性間質性肺炎にも効果があるかどうかです。nintedanibがPDGFR、VEGFR、FGF、TGF-β2を抑制するので、理論的には効きそうです。
INBUILD
2020年8月28日

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