HER2胃がんに対するエンハーツ

長﨑先生が「Trastuzumab Deruxtecan in Previously Treated HER2-Positive Gastric Cancer. N Engl J Med. 2020;382(25):2419-2430」を抄読しました。HER2陽性の胃がんを治療することも増え関心をもったようです。Trastuzumab、プラチナ、およびFu系薬剤の既治療例でのphysician's choice (CPT-11/Paclitaxelなど)との比較試験です。完全奏効11%を含む奏効率51% (vs 14%)と驚異的な効果です。OSは12.5m vs 8.4m、PFSは5.6m vs 3.5mといずれも差が認められました。ただ、ILDが10%(発症までの中央値84.5日、幅36-638日)もあり要注意です。デルクステカンはCPT-11の活性代謝体SN-38と思いこんでしたが、構造式は異なります。主に肝代謝されますが、UGTでグルクロン酸抱合はされないようです。実臨床でも武器がひとつ増えました。

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