今日は長﨑先生が「Enfortumab Vedotin in Previously Treated Advanced Urothelial Carcinoma. N Engl J Med. 2021 Mar 25;384(12):1125-1135」を抄読しました。尿管がん患者も増え、Vedotinという微小管阻害薬(抗CD30抗体であるBrentuximab vedotinも時々使用しているので)も使用してきたので、興味を覚えたようです。Nectin-4という尿路上皮がんに発現している細胞接着分子に対してEnfortumabが結合し、Vedotinが抗がん作用を発揮します。chemo-> PD-1/PD-L1抗体後の患者さん608人にEnfortumab Vedotin vs 通常化学療法(docetaxel、paclitaxel、またはvinflunine)の比較試験でした。OSは12.88 vs. 8.97 months(HR 0.70; 95%CI: 0.56 to 0.89; P = 0.001)、PFSは5.55 vs. 3.71 months; HR 0.62; 95% CI, 0.51 to 0.75; P<0.001)で、いずれもEnfortumab Vedotinが良好で、有害事象は同等でした。肺癌では3rd lineの化学療法のOS延長はなかなか比較試験では証明されないのですが、このような抗体‐薬物複合体は良さそうです。
ベドチン
2021年6月25日

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