COVID-19とリウマチ

田岡先生が「American College of Rheumatology Guidance for the Management of Rheumatic Disease in Adult Patients During the COVID-19 Pandemic: Version 3. Arthritis Rheumatol. 2021 Feb;73(2):e1-e12」を抄読しました。エビデンスがないところにガイドラインと言ってよいかどうかはわかりませんが、エキスパートオピニオンのような感じでした。リウマチ性疾患自体は明らかなCOVID-19易感染にはならないですが、疾患に対してステロイド使用(PSL換算で10mg/day以上)は入院リスクが高いと言われてます。リウマチ性疾患といってもずいぶん幅が広いので、一概には言えないのは想像通りです。感染した場合にはサラゾピリン、メトトレキサート、レフロノミド(アラバ)、免疫抑制剤などの中止が望ましく、COVID-19治療薬にもなるIL-6阻害薬(トシリズマブ、サリルマブ)やJAK2阻害薬(バリシチニブ)は当然継続です。別論文(COVID-19 Vaccine Clinical Guidance Summary for Patients with Rheumatic and Musculoskeletal Diseases)も読んでくれましたが、ワクチン接種後にはメトトレキサートを1週間休薬するとありました。他にもインフルエンザワクチンを参考にしていることが多いようです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (3件)

  • いつも楽しく拝見させて頂いています。当院ではバリシチニブ内服中に感染し不幸な転機をとった症例がありました。COVID-19治療薬としてのバリシチニブの効果は日々体感していますが、内服中に感染・重症化した症例は休止した方が良いのかも知れません。新たな波が来つつあり、出来れば前向きに検討したいところです。

  • 一郎先生 ありがとうございます。バリシチニブに関しては、当院のリウマチ専門医と相談(リンパ球数など)の上、投与を検討しています。chemoと一緒で、投与すべき時にしっかり投与することが大事だと思います。地方会、座長の諾否まだのようですが、岡山へ来れますか?

  • 瀧川先生済みませんでした。お手紙を頂いたその日に事務に頼んでFAXしたのですが、届いていなかったようです。お電話で「許」とお返事させて頂きました。本当に申し訳ございませんでした。

コメントする

目次