NeoRAS

今週は越智先生が、「NeoRAS wild-type in metastatic colorectal cancer: Myth or truth?-Case series and review of the literature. Eur J Cancer. 2021;153:86-95」を抄読しました。大腸がんで血漿のRAS変異検査が保険適応となり、抗EGFR抗体の適応が容易にわかるようになっています。NeoRAS wild-typeというのは、RAS変異型からRAS野生型への変化で、このような場合にも抗EGFR抗体が効きやすいとのことです。もともとRAS野生型に対して抗EGFR抗体使用中に、RAS変異型に変化する獲得耐性はよく知られていますが、この逆となります。EGFR変異肺がんのEGFR-TKI治療でもよくあるclonal selectionと同様の考えかたと思います。ただ大腸がんの場合はEGFRがオンコジーンドライバ-ではないので、抗EGFR抗体が劇的な効果を生むわけではなく、多くはSD範囲内のresponseとなります。

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