被包化された胸水

河原先生が「Intrapleural urokinase for the treatment of loculated malignant pleural effusions and trapped lungs in medically inoperable cancer patients. J Thorac Oncol. 2006;1:460-7」を抄読しました。被包化された悪性胸水と膨張されない肺に対して、胸腔内へウロキナーゼを入れる後方視的研究でした。36人がloculated malignant pleural effusionで、12人がtrapped lungでした。肺がんが22人、乳がんが19人を占めていました。ウロキナーゼ300,000単位(3日分割)を胸腔内へ投与し、29人(26人がloculated pleural effusion、3人がtrapped lung)が改善していました。がんによって生じた線維性の膜(fibrous peel)をウロキナーゼが溶解するというコンセプトは膿胸などで行っていますが、悪性胸水でも内科的な治療として試みる価値がありそうです。

 

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