小坂先生が「Rapid progression of adult T-cell leukemia/lymphoma as tumor-infiltrating Tregs after PD-1 blockade. Blood. 2019;134(17):1406-1414」を抄読しました。米国の報告(N Engl J Med. 2018;378:1947-1948)では、ATLLにニボルマブを投与すると急速に増悪したとあり、それに対して鹿児島のグループがaggressiveなATLLにはそんなことはないと反論したのを覚えています。著者らはそのhyperprogressionとなった患者の末梢血単核球を解析し、腫瘍浸潤Tregの特徴を有するATLL細胞がニボルマブ投与後に増加していることを証明していました。その機序として5つの仮説を提示していましたが、未だにわかっていないようです。Tregを抑制するCCR4のモノクローナル抗体(モガムリズマブ)はATLLに使用できますから、併用はどこかで検討されているのでしょう。固形癌にはモガムリズマブのニボルマブ増強効果は、responseは114例の12例の10.5%(NSCLCは9例中2例)となさそうでした(Clin Cancer Res. 2022 Feb 1;28:479-488)。
PD-1阻害後のTreg
2022年2月18日

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