小坂先生が「Seroconversion to mRNA SARS-CoV-2 Vaccines in Hematologic Patients. Front Immunol. 2022 May 12;13:852158.」を抄読しました。393人の血液腫瘍患者にファイザーかモデルナワクチンを2度打ってから、3か月後の抗体価を前向きに調べた試験で、284人(72%)が中和抗体を有していました。抗体上昇がみられなかったのは、小分子化合物や抗体治療を行っていたCLLやリンパ腫患者に多く、骨髄系腫瘍でもBCL2阻害薬+メチル化阻害薬治療中のAMLやJAK阻害薬使用中の骨髄線維症も同様でした。多変量解析では低悪性度リンパ腫/CLL、リツキシマブなどのB細胞を減らす薬剤の使用、低IgG血症では有意にseroconversionしにくいことがわかりました。
コロナワクチンによるseroconversion
2022年6月18日

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