トランサミン

小坂先生が「Prophylactic tranexamic acid in patients with hematologic malignancy: a placebo-controlled, randomized clinical trial. Blood. 2022;140(11):1254-1262.」を抄読しました。血小板減少時のトラネキサム酸の出血予防のエビデンスはありません。血液悪性腫瘍患者337人の無作為化比較試験で、トラネキサム酸または偽薬を投与し、grade 2以上の出血を主要評価項目にしました。血小板数が3万/μL未満で投与が開始され、トラネキサム酸群と偽薬群で出血はそれぞれ50.3% vs 54.2%と差はなく、血小板輸血量、血栓症、出血による死亡も同等でした。有害事象もほとんど差はなかったですが、中心静脈ラインの閉塞は16.6% vs 6.7%とトラネキサム酸群に多かったです。今回の対象では、トラネキサム酸の出血予防は認められませんでした。

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