PTCLにニボルマブ

小坂先生が「Nivolumab in patients with relapsed or refractory peripheral T-cell lymphoma: modest activity and cases of hyperprogression. J Immunother Cancer. 2022;10(6):e004984」を抄読しました。ATL/ATLLに免疫チェックポイント阻害薬が効果があること、逆にHyperprogressionを誘導するということなど、T細胞系腫瘍への効果は様々です。本研究は、再発あるいは治療抵抗性のperipheral T- cell lymphomas (PTCL)に対してニボルマブを使用したphase II試験で、主要評価項目は奏効率でした。奏効率33%(3/12人)、無増悪生存期間中央値2.7ヵ月、生存期間中央値6.7ヵ月でまあまあでしたが、Hyperprogressionが4人(3人がangioimmunoblastic T- cell lymphoma)もあり、途中で試験中止となりました。遺伝子パネル検査で、Notchシグナルにより誘導されるHEY1という遺伝子増幅がHyperprogressionに関与しているとのことでした。Hyperprogressionの抑制のため、免疫チェックポイント阻害薬+HDAC阻害薬のロミデピシン、アザシチジン、あるいはPI3K阻害薬のコパンリシブなどの試験が走っており、まだまだ期待されています。

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