今日は長﨑先生が「Infliximab associated with faster symptom resolution compared with corticosteroids alone for the management of immune-related enterocolitis. J Immunother Cancer. 2018;6:103」を抄読しました。免疫有害事象の腸炎でステロイド抵抗性の場合はインフリキシマブを使用するのは定石になってきていますが、日本では保険適応がまだないです。今回は、75人の患者でコルチコステロイド単独群(n=39)とステロイド+インフリキシマブ併用群(n=36)の比較で、MDアンダーソンからの後方視的研究でした。併用群のほうが治療開始時の腸炎のgradeは高かったです(grade 3/4: 86% vs. 34%; p < 0.001)。ステロイド+/-インフリキシマブの投与から下痢の消失、あるいは下痢の改善でステロイド減量までの期間が主要評価項目で、中央値は単独群で9日 vs 併用群で3日(p<0.001)でした。インフリキシマブは早めに併用したほうが良さそうです。
免疫チェックポイント阻害薬による腸炎にインフリキシマブ
2023年4月7日

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