今週は長﨑先生が「TAS-116 inhibits oncogenic KIT signalling on the Golgi in both imatinib-naïve and imatinib-resistant gastrointestinal stromal tumours. Br J Cancer. 2020;122:658-667」を抄読しました。Heat-shock protein (HSP)90阻害薬のTAS-116:ピミテスピブ(ジェセリ)をGIST患者に使用しているので、この薬剤の基礎を勉強しました。イマチニブ感受性と耐性のGIST細胞株でKITはトランスゴルジ体の中で活性化しており、TAS-116はこの中でKITの自己リン酸化を抑制しました。これをゼノグラフトモデルでも証明していました。また、EGFR-TKI耐性肺癌細胞株にもピミテスピブはリン酸化EGFRを減らして増殖抑制効果を示しました。HSP90阻害薬がKIT-TKIおよびEGFR-TKI耐性株を克服する可能性を示した論文でした。
ピミテスピブ
2025年3月15日

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