越智先生が、J Clin Oncol. 2014;32(2):121-8.の 「Integrative and comparative genomic analysis of lung squamous cell carcinomas in East asian patients.」を抄読してくれました。扁平上皮がんのエクソン解析では、韓国も北米(Nature 2012; 489:519-525.)もほとんど同じようなパターンの遺伝子変異やcopy number変化だったとのことです。それに加えて、膠芽腫や膀胱がんで発見されていた新しい融合遺伝子(FGFR3-TACC3)を見つけていました。この融合遺伝子はcoiled-coil domainをC末端で有するTACC 3蛋白を作って二量体を形成し、リガンド無しで活性化され、ERKやSTAT3にシグナルを送るようです。FGFRチロシンキナーゼに特異性の高いAZD4547やBGJ398などの阻害剤は、in vitro(10nM以下で抑制)でもin vivoでも効果があるとのことです(Science. 2012;337:1231-5)。まだまだ、いろんなことが分かってきています。
アジア人の肺扁平上皮癌のexome sequence
2014年1月10日

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