oncogenic driver

今日は私が、「Using multiplexed assays of oncogenic drivers in lung cancers to select targeted drugs.」JAMA. 2014; 311:1998-2006.を抄読しました。米国の14施設での1007例の肺腺癌(stageはI/II/III/IV/不明で、それぞれ10/7/17/64/2%)の遺伝子解析です。8つの遺伝子解析(sensitizing EGFR、other EGFR、HER2、BRAFはV600Eとnon V600E、PIK3CA、NRAS、MEK1、AKT1)が905例、それにALKが加わったものが834例、それにMETの増幅まで10遺伝子を解析したものが733例でした。oncogenic driverを有していたのは全体の64%でした。そのうち、2つのdriverをもっていたもの(doubletons)は27例で、珍しいものではALK+BRAF、MET+HER2、MET+ALK、そしてEGFR+AKT1がありました。生存期間中央値は、driverがあってそのtarget therapyを施行した症例(n=260)は3.5年、しなかった症例(n=318)は2.4年、driverがなかった症例(n=360)は2.1年で有意差がありました。EGFRとALKを除いた中で、driverがあってtarget therapyをした症例でも4.9年(n=49)の長期生存が得られていました。そのtarget therapyというのがPIK3CAに対するBKM120(pan-class I PI3K阻害剤)、BRAFに対するAZD6244(MEK阻害剤)、KRASに対するerlotinib+tivantinib(選択的MET阻害剤)、AUY922、STA-9090、AZD6244、everolimus、ridaforolimus(mTOR阻害剤)、HER2に対するdacomitinib、neratinib+temsirolimus、lapatinib、trastuzumab、bevacizumabなどとさまざまであり、真にtarget therapyといえるものばかりではなさそうでした。

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