今日の抄読会は2年目の研修医の小川先生が「High risk clinical characteristics for subarachnoid haemorrhage in patients with acute headache: prospective cohort study. BMJ. 2010 Oct 28;341:c5204」を読んでくれました。SAHは最近はザーではなく、エスエイエイチと呼ぶのが通例というのをはじめて聞きました。頭痛を主訴とした患者のうちどれくらいがSAHであるかを前向きに調べたカナダの研究です。神経学的な異常がなく、1時間以内に痛みがピークとなった非外傷性の頭痛を主訴とした16歳以上の成人を対象としたところ、1999人のうち130人がCTあるいは髄液検査でSAHと診断されていました。78.5%がこれまで経験したことのない頭痛でした。recursive partitioningという手法を用いて、年齢、頚部痛、頚部硬直、意識消失、救急搬送、嘔吐、血圧などのparameterのcombinationで3つのカテゴリーに分けていました。これらで3つのruleのどれかに入っているとsensitivity 100%、specificityが 28.4%から38.8%であり、少なくともSAHの見落としはなかったようです。recursive partitioningは癌の世界で予後を分類するときに使っていましたが、このような論文では少なくとも私は初めてでした。
エスエイエイチ
2016年2月4日

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