緩和ケアチームへの紹介理由

今週は小原先生が「Discrepancies between Reasons of Palliative Care Team Consultation and Palliative Care Team Activities. J Palliat Med. 2018 Sep;21(9):1278-1283」を抄読しました。緩和ケアチーム(PCT)への紹介理由と実際のPCT活動の相違についての観察研究でした。疼痛マネージメントは紹介理由の67%を占め、活動内容も65%でdiscrepancy rate 9.2%とほぼ一致していました。せん妄はPCTで最も治療介入をされていましたが、実際には紹介理由とはなっていませんでした(discrepancy rate 24.2%)。医療従事者や家族のサポート、治療決定のサポートも紹介理由で多いですが、実際の活動はそれほど行えていません。癌関連の疲労(discrepancy rate 24.7%)やうつ状態(discrepancy rate 22.8%)は紹介理由とPCTの介入は差がありました。これは肝胆道系や血液疾患の悪性腫瘍が多いbackgroundなので、急速な病状の進展が関与しているとのことでした。施設によりPCT活動は変わることは当然ですが、そのことも考慮して論文を読み解くことが重要と思われました。

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