先週は越智先生が「Acquired EGFR C797S mutation mediates resistance to AZD9291 in non-small cell lung cancer harboring EGFR T790M. Nat Med. 2015 Jun;21(6):560-562.」を抄読してくれました。もともと第2世代のEGFR-TKIであるAfatinibや第3世代のAZD9221やRociletinib(CO-1686)がEGFRと共有結合する部位(C797)での、AZD9291耐性の3次変異です。そこで結合するので予想された変異部位だったのですが、臨床でこれが見事に発見されていました。第3世代のRociletinib耐性ではL718Q、L844V、C797Sの3つが報告されています(EGFR mutations and resistance to Irreversible pyrimidine based EGFR inhibitors. Clin Cancer Res. 2015 May 6)。少数例の検討でしたが、C797S変異はExon19欠失/T790MだけでL858R/T790Mでは認められていません。越智先生お得いの3次元構造とAZD9221のC797での結合の仕方がそれぞれの変異で違うのでしょうか。EGFR Exon19欠失変異の立体構造がまだ不明ですから、正解はまだないですけど。
C797S
2015年6月8日

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