総合外科の石田先生が「In-vivo oesophageal regeneration in a human being by use of a non-biological scaffold and extracellular matrix. Lancet. 2016;388(10039):55-61」を解説してくれました。24歳の四肢麻痺のある女性が頸部膿瘍を併発し、下咽頭から縦隔に瘻孔ができてしまいました。最初は食道へ10cmほどのシリコンステントをいれてましたが、狭窄が進みその中に金属ステントを挿入しました。そこへ市販のextracellular matrixと自己の血小板richの血漿を入れました。膀胱にも同じような報告があるようで、それにならったようです。4.5年後にステントを抜去したところ、なんと食道が再生していたとのことです。生検組織病理標本で確認され、内視鏡エコーで5層構造の食道が機能的にも認められ、食事もできるようになったとのことでした。食道上皮そのものがstem cellという報告もあるようで、面白い話でした。
食道再生
2017年3月27日

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