Sfrp1と腎線維症

J2の太田正大先生が「Secreted Frizzled-related protein 1 (Sfrp1) regulates the progression of renal fibrosis in a mouse model of obstructive nephropathy. J Biol Chem. 2014;289(45):31526-33. 」を抄読しました。Sftp1 knockoutマウスで腎の線維化が亢進するとのことでした。Sfrp1の抗線維化薬としての可能性を示唆した基礎の論文です。初期研修医がお世話になっている重井医学研究所からの論文でした。私はSfrp1を聞いたことはなかったのですが、これはもともと分泌型WNT阻害蛋白で、この遺伝子異常は大腸癌、胃癌、膵癌、乳癌などでも認められ、基礎研究ではこれを誘導することにより、発がんや癌の進展を阻止する働きもあるようです。この遺伝子はメチル化により不活化され、癌と線維化はやはりどこかでつながります。

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