吸入ステロイドと易骨折性

J2の三木先生が「Long-term Use of Inhaled Corticosteroids in COPD and the Risk of Fracture. Chest. 2018;153(2):321-328.」を抄読しました。COPD患者さんの吸入ステロイドの長期投与は骨折(股関節と上肢)のリスクを増大するかどうかを調査した、カナダ得意のcase-control studyでした。骨折は、ICS(フルチカゾン)使用4年間以上で1日1000μg以上使用していると増加していました(RR 1.10)。閉経後には骨折リスクの高いといわれる女性も、男性とは差がありませんでした。吸入ステロイドは800μg/dayまでは副腎抑制がこない量で、英国などで使用されている1600μg/dayまでは少しは抑制がかかるが大丈夫だろうと昔は言われていました。COPDが悪いと体の動きも悪くなるので骨折しやすいような感じがします。高用量ICSと進行COPDの両者が相まって易骨折性が高まるのでしょうかね。

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