ICUでの透析導入

昨日はJ2の浦野先生が、「Initiation Strategies for Renal-Replacement Therapy in the Intensive Care Unit. 2016;375(2):122-33」を抄読しました。人工呼吸器か昇圧剤を使用しているICU患者が急性腎不全(KDIGO stage 3)になった時に割り付けを行い、早期に透析導入したほうが良いか、高カリウム血症(6mEq/L以上)、pH7.15未満、急性肺水腫、BUN112mg/dL以上、あるいは72時間以上の乏尿となったlateに導入しても良いのかという比較試験でした。primary endpointは60日後の生存率でした。患者背景では敗血症が8割で、うちseptic shockを起こした人が約2/3でした。結局、60日の死亡率は48.5% vs 49.7%と差がなく、lateに割り付けられた約50%の人が透析を受けなくてすみました。earlyの群ではカテ関連の血流感染が10% vs 5%と多かったです(P=0.03)。透析導入時期の決定は難しそうですが、lateの群で約半数が透析を導入しなくてよかったということが印象に残りました。

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