アスピリン

今日は、J1の磯田先生が、「Effects of clopidogrel added to aspirin in patients with recent
lacunar stroke. N Engl J Med. 2012;367:817-25.
」を抄読してくれました。180日以内の症候性ラクナ梗塞を生じた患者さんには、アスピリンにプラビックスを加えても再発率は変わらず、出血のリスクをあげたという、実地医療に最適の論文でした。この論文を読んだとき、大腸癌の診断後にアスピリンを投与する比較試験「Aspirin use, tumor PIK3CA mutation, and colorectal-cancer survival. N
Engl J Med 2012; 367:1596-606
」を思い出しました。PIK3CA変異のある大腸癌では、アスピリン投与群は生存率が良好であり、野生型PIK3CAでは差がないという論文です。もしかしたら、アスピリンを飲まなくても予後良好な群がSNPか何かでみつかるかもしれません。がん薬物療法で恩恵を受ける集団の選択には腫瘍側と宿主側の両方の分子生物学的な解析が必要となってくる気がします。

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