J2の田村卓也先生が、N Engl J Med. 2013 Nov 17. の「Targeted Temperature Management at 33℃ versus 36℃ after Cardiac Arrest」を抄読してくれました。VTやVFなどのAEDでshockableな場合の心停止後の低体温療法(33-34℃、12-24時間)は標準的治療と考えられていますが、この低体温療法が他の原因での心停止のときにその適応があるのかという疑問で始まった第III相試験でした。evidenceが独り歩きをはじめて、その治療の適応が拡大されていたようです。結局、33℃群(473人)は36℃群(466人)に比べて、180日目での死亡率(HR 1.02)や神経学的所見(HR 1.01)に差はなく、meritが認められなかったようです。当然良さそうだと思っていることも、比較試験をしないとevidenceにはならなかったという癌の世界でもある話ですが、日々の診療に疑問をもつということが大切ですね。5年生の学生さんも参加しましたが、田村先生がわかりやすく説明してくれました。
33℃ vs 36℃
2013年12月5日

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