今週のSunday meetingでは、総合外科がんプロ1年生の吉田先生が、「TSPAN12 is a critical factor for cancer-fibroblast cell contact-mediated cancer invasion. Proc Natl Acad Sci U S A. 2014 Dec 30;111(52):18691-6.」を抄読してくれました。主にはがんセンター中央病院と東京大学の共同研究です。肺癌細胞株の培養液を線維芽細胞(TIG-7)にかけると、もともとあったTIG-7のp53やその下流のp21が減少していました。これには肺癌細胞とTIG-7の直接接触が必要であることをcontact co-cultureとseparate co-cultureで証明していました。癌細胞からの何らかの因子がp53を抑制することにより線維芽細胞のTSPAN12へのシグナルが入り、癌細胞と線維芽細胞の直接接触により線維芽細胞の βカテニン -> CXCL6の反応が進み、これがまた癌細胞の浸潤と増殖を進めて行くという話でした。線維芽細胞の新たな役割を示したさすがPNASという論文でした。
TSPAN12
2015年9月23日

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