先週のJJCでは1年目の高橋先生が「Case 27-2015. A 78-Year-Old Man with Hypercalcemia and Renal Failure. N Engl J Med. 2015 Aug 27;373(9):864-73. 」を抄読してくれました。高カルシウム血症と腎不全の鑑別診断を要する疾患でした。私が不在のため腎臓内科の大城先生にお願いしましたが、ピッタリはまったようです。症状と画像から、結核あるいはサルコイドーシスによる高カルシウム血症、腎不全を呈したと考えられました。縦隔リンパ節腫脹と葉間胸膜上の小結節を示す胸部CTからは典型的なサルコイドーシスと思われました。教科書的にはサルコイドーシスによる高カルシウム血症はあるのですが、症状を呈するのは稀ですし、腎不全を生じるようなものは個人的にも経験がありません。傍気管リンパ節の生検では非乾酪壊死の肉芽腫でしたが、PPD反応陽性のため潜在性結核も疑われ抗結核剤も投与されてました。結局サルコイドーシスの治療としてはステロイドで改善されていました。呼吸器内科分野としても、とても興味ある内容でした。
高Ca血症と腎不全
2016年6月29日

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