高齢者における化学療法の毒性

先週は、1年目の坪内先生が「Validation of a Prediction Tool for Chemotherapy Toxicity in Older Adults With Cancer. J Clin Oncol. 2016 May 16」を抄読してくれました。5月に一ヶ月当科をローテイトしてくれていたので、それで興味をもったようです。65歳以上の高齢者に化学療法を施行したときに、58%がgrade 3以上の有害事象が生じていました。11の化学療法前の因子(72歳以上、消化器癌、減量せず通常量の投与、併用化学療法、貧血、腎障害、聴力障害、6ヶ月以内の転倒、自己服薬管理不能、one blockの歩行不能、4週間以内の社会活動制限)を点数化してみると、高いほど有害事象をきれいに予測できたという内容です。当然といえば当然ですが、高齢者の化学療法のdoseやintervalには概してmodificationが必要で、毒性には日常生活の活動性も関与していることをあらためて認識できました。私は出張につき越智先生に指導してしてもらいましたが、良く読めていたようです。

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