今日はJ1の覺前先生が、「Placebo effect of medication cost in Parkinson disease: a randomized double-blind study. Neurology. 2015;84:794-802」を抄読してくれました。ホーン-ヤールの重症度分類で1か2のパーキンソン病患者わずか12人の無作為化比較試験でした。「この薬は高い」あるいは「この薬は安い」と説明して注射するのは良いけれど、どちらも偽薬(生理食塩水)とはびっくりでした。どんな雑誌かと思いきや、Impact Factor 8.166 の由緒正しきjournalです。ある程度のプラセボ効果があることは理解できますが、高価な薬と説明された人は安い薬と説明した人より9%も良い症状改善で(p=0.027)、かつ安い薬でもいくらかよさそうというドーパミンがかわいそうになる内容でした。MRIで脳血流を評価して学問的にもプラセボ効果を説明していました。抗がん剤でも、本物と言えばゾロよりプラセボ効果があるかもしれません。
プラセボ効果
2016年9月1日

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