J2の吉田先生が「Prevention of Bleeding in Patients with Atrial Fibrillation Undergoing PCI. N Engl J Med. 2016 Dec 22; 375(25):2423-2434. 」を抄読しました。P2Y12阻害薬(プラビックス、パナルジン、エフィエントなど)とアスピリンを用いた抗血小板剤2剤併用療法(Dual antiplatelet therapy: DAPT)とワーファリンの3剤がPCIを施行したAFに対する標準的治療法となっています。この治療法は血栓症や脳梗塞リスクを減少させるが、出血リスクを増加させるという背景のもと、第Xa因子阻害剤リバーロキサバン(イグザレルト)の低用量+P2Y12阻害薬、またはリバーロキサバン超低用量+DAPTの3治療の比較試験でした。標準的治療群よりもリバーロキサバンを投与された他の2群において主要評価項目の臨床的に重大な出血は少なく、心血管死、心筋梗塞、脳梗塞の発症には差がありませんでした。日本でのリバーロキサバンは15mg/dayが標準的(血栓・塞栓初期3週間は30mg/day)ですが、これを低用量15mg/dayと超低用量5mg/dayとして位置づけていました。これだけ多くの抗凝固薬や抗血小板薬がでてくると、その用量modificationまを覚えるのが難しくなっています。吉田先生は地元の徳島に帰って循環器内科医と働きます。一般内科医にもわかりやすい標準的治療を確立すべく頑張ってください。
PCIをしたAFに対する標準的治療
2017年2月12日

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