更なる輸液に反応するかどうか

附属病院から当院でローテイトしている1年目の志水先生が「Will This Hemodynamically Unstable Patient Respond to a Bolus of Intravenous Fluids? JAMA.2016;316(12):1298-309.」を抄読しました。血行動態が不安定な成人患者に、更なる輸液を追加するメリットがあるかどうかを予測する指標についての50の研究論文(計2260人)を解析したものです。まず、CVP (mean threshold)< 8 mm Hgであることが、輸液に反応しやすかったです(positive LR, 2.6 [95% CI, 1.4-4.6]; specificity, 76%)。エコーで呼吸性の下大静脈径変動 (distensibility index > 15%) も輸液反応性良好でした。受動的に下肢挙上を行い、心拍出量や関連パラメーターが増加すれば、これが最も反応性良好(positive LR, 11 [95% CI, 7.6-17]; pooled specificity, 92%)の指標となっていました。なかなかICUではしにくい手技ですが、簡便な輸液反応性の指標となるようです。

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