Bag-Mask Ventilation

J1の立川貴大先生が「Bag-Mask Ventilation during Tracheal Intubation of Critically Ill Adults. N Engl J Med. 2019;380(9):811-821.」を抄読しました。気管挿管までのバッグマスク換気は低酸素血症の予防になるが、誤嚥のリスクが増大するかもしれないという背景です。ICUで気管挿管される成人患者を、バッグマスク換気の有無に割り付ける無作為化比較試験(n=401)でした。導入から挿管2分後までのSPO2最低値は、バッグ換気有群で中央値96%、無群で93%(primary endpoint;P=0.01)、酸素飽和度80%未満の低酸素血症は、有群10.9%、無群22.8%(secondary endpoint)で差がありました 。誤嚥はバッグ換気有群の2.5%、無群の4.0%で差は認められず(P=0.41)、胸部X線写真での陰影出現にも差はなかったです (16.4% vs 14.8%; P=0.73)。バッグ換気により、誤嚥のリスクは変わらず低酸素も予防できました。私も立川先生と同じ頃に、挿管が難しくてもきちんとバッグで換気ができれば大丈夫と教えられらことを思い出しました。

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