J1の五藤先生が「Comparison of high-flow nasal cannula oxygen therapy and conventional reserve-bag oxygen therapy in carbon monoxide intoxication: A pilot study. Am J Emerg Med. 2020;38(8):1621-1626」を抄読しました。救急当直で一酸化炭素(CO)中毒の患者さん(カルボキシヘモグロビン:COHb 20.4%)を診療したので論文を探したとのことでした。CO中毒患者に対して、nasal highflow (HFNC)60L/min (n=12)とリザーバーマスク(NBO2) 15L/ min(n=10)による酸素療法の無作為化比較試験でした。COHb値の割合(fCOHb)を10%未満になるまで30分間隔で測定し、fCOHbの半減期(fCOHb t1/2)を計算しました。fCOHbレベルが10%以上が22人であり、そのうち9人が25%〜50%でした。HFNC群とNBO2群間でfCOHbt1/2に差はなかったですが、fCOHbレベルが25%未満では、平均COHbt1/2(HFNC 43.6±10.6 vs NBO2 134.2±11.3)と差が認められました。HFNCはPEEPがかかるからでしょうか有効な気がしますが、COVID-19の時代では外来での使用は難しいです。わかりやすく解説してくれました。
CO中毒
2021年3月25日

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