J2の小野先生が「Linked Color Imaging Focused on Neoplasm Detection in the Upper Gastrointestinal Tract : A Randomized Trial. Ann Intern Med. 2021;174(1):18-24」を抄読しました。富士フイルムが開発した画像強調機能であるLinked Color Imaging (LCI)では、レーザー光を用いて赤みをより赤く、白みをより白く観察できます。LCIは腫瘍と正常部分のわずかな色の差をとらえられるのでその有効性を検証するために、LCI (n=750)を従来のWhite Light Imaging(WLI, n=752)と比較しました。胃、食道、咽頭における1個以上の早期腫瘍性病変は、LCI とWLI で 8.0% [95% CI, 6.2% to 10.2%] vs 4.8% [CI, 3.4% to 6.6%]; risk ratio, 1.67 [CI, 1.12 to 2.50; P = 0.011])で、LCIの方が良かったです。見落とした腫瘍病変は、LCIとWLIで0.67% [CI, 0.2% to 1.6%] vs 3.5% [CI, 2.3% to 5.0%]; risk ratio, 0.19 [CI, 0.07 to 0.50]でLCIの方が低かったです。当院からも参加した研究ですので、今後はLCIが主流になっていくのでしょう。
Linked Color Imaging
2021年4月22日

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