山根先生が「Prognostic tools or clinical predictions: Which are better in palliative care? PLoS One. April 28, 2021」を抄読しました。緩和ケア領域で、従来のPalliative Prognostic (PaP) score、Palliative Prognostic Index (PPI)、Feliu Prognostic Nomogram (FPN)、Palliative Performance Scale (PPS)と、医師や看護師のいわゆる見た目の生存clinical predictions of survival (CPS) の予後予測を比較したものです。1833人の緩和ケアを受けている成人の進行がん患者を対象にし、それぞれのスコアのカットオフ値でカプランマイヤーで生存曲線を書いており、これは従来言われていた通りの差がでていました。次に、C-statistic for binary outcomesとHarrell's C-indexという方法で各スコアを比較していました。CPSよりも予後予測が良かった指標はなく、PapとCPSは30日以内の死亡リスクを、FPNとCPSは15日、30日、60日で死亡するリスクを同等に予測していました。3週間あるいは6週間後の予後予測はCPSがPPIよりも良かったです。精通した医療スタッフの見かけの予後予測は当たるのですね。
緩和ケアの予後因子
2021年6月5日

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