ケイキサレートと消化管障害

J2の河田先生が「Risk of Hospitalization for Serious Adverse Gastrointestinal Events Associated With Sodium Polystyrene Sulfonate Use in Patients of Advanced Age. JAMA Intern Med. 2019;179(8):1025-1033」を抄読しました。病理研修中にポリスチレンスルホン酸ナトリウム(ケイキサレート)の結晶が大腸粘膜に残りそこへ炎症細胞が集積して壊死などを生じるようです。カナダのオンタリオ州で、66歳以上を対象とした後方視的マッチドコホート研究でした。ポリスチレンスルホン酸ナトリウム処方から30日以内に入院または救急受診した腸管虚血/血栓症、消化管潰瘍/穿孔、切除/オストミーの患者は27704人で37イベント(0.2%)の発生率で、対照群の18イベント(0.1%)、1000人年では22.97対11.01(ハザード比1.94、95%CI、1.10-3.41)で有意に多かったです。ポリスチレンスルホン酸ナトリウムの使用は消化管障害に注意しましょう。

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