ASOの血行再建術

J1の小田先生が「Outcomes in Patients with Critical Limb Ischemia due to Arteriosclerosis Obliterans Who Did Not Undergo Arterial Reconstruction. Int Heart J. 2018;59(5):1041-1046」を抄読しました。当院でも多いですが、arteriosclerosis obliterans (ASO)とcritical limb ischemia (CLI) の患者さんは増えています。そこで、ASOによるCLIに対して血行再建術が予後にどのような影響を与えているかどうかを、東京大学病院で後方視的に解析した論文です。2005年から2014年まで血行再建術をうけなかったC群は35人、受けたR群は136人でした。C群では冠動脈疾患、心不全、呼吸不全が再建術を受けなかった理由として多かったです。下肢切断率や生存率には両群で差がなかったです。比較試験は難しい領域で、本試験では外科的な血行再建術は予後を変えなかったということになります。C群の薬物療法(ワーファリン、アスピリン、DAPT(抗血小板薬2剤併用療法)、スタチン、β遮断薬の使用)は予後に影響を与えていませんでした。まずは保存的に治療しましょうという内容でした。

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