先週はJ2の藤堂先生が「Risk of Acute Kidney Injury After Intravenous Contrast Media Administration. Ann Emerg Med. 2017;69:577-586.e4」を抄読しました。救急受診した17934人のうち7201人が造影CT、5499人が単純CT、5234人がCT撮影無しでした。急性腎障害(48-72時間後のCrが0.5 mg/dL以上の増加、または25%以上の増加)のオッズ比は0.96(95%CI: 0.85-1.08)で差はなく、腎不全のリスクは造影剤使用で上がりませんでした。もともとCr 4.0mg/dL以上を除いており、eGFRも造影CT群では95 (IQR 74-114)と単純CT群では77(44-102)で、造影剤を使うのにバイアスが入った可能性はあります。必要な時に十分な検査体制がとれていること、腎不全が起こったときに透析がすぐにできるということには安心感があります。
造影CTと腎障害
2021年10月19日

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