ビタミンDと癌

今日は、J2の松田先生が「Vitamin D Supplements and Prevention of Cancer and Cardiovascular Disease. N Engl J Med. 2019;380:33-44」を抄読しました。ビタミンD製剤有無、オメガ3脂肪酸有無の2×2の無作為化比較試験で、今回はビタミンDに関しての報告です。対象は50歳以上の男性と55歳以上の女性の計25871人で、観察期間中央値5.3年で、1617人が癌と診断されビタミンD群で793人、偽薬群で824人とhazard ratio, 0.96; 95%CI 0.88 to 1.06; P = 0.47で差はなかったです。心血管系イベントも、ビタミンD群で396人、偽薬群で409人とhazard ratio, 0.97; 95%CI;0.85 to 1.12; P = 0.69とこちらも差は認められませんでした。唯一のpositive dataは2年以降の癌死のサブセット解析で、hazard ratio, 0.75 (95%CI: 0.59; P = 0.96)でビタミンD群が良いようです。長く飲むとよいかもしれません。オメガ3脂肪酸の方も「N Engl J Med. 2019;380:23-32」でnagative studyでした。この手のサプリメントはいずれも比較試験をするとうまくいかないようです。

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